23歳慶大生が、本田圭佑と「サッカークラブ運営」に挑戦するまで
スポーツの価値を信じたい
――ようやく公式戦が再開されて、試合にも連勝。喜びもひとしおと思いますが、どのように苦境を乗り越えてこられたのでしょうか?
奥山:そもそも、スポーツをはじめとするオフラインのエンターテイメントは、コロナ禍における価値判断において、「不要不急なのか?」と自分のなかで問い続けていました。
最終的に出た答えは、スポーツをはじめとするエンターテイメントは不急ではあるけど、「必要なもの」ということ。暗いニュースが蔓延するなかでも、必死になって熱くなれるスポーツの価値を信じるところからスタートしました。
いま公式戦や練習試合ができているのは、決して僕たちのクラブだけの努力ではなく、さまざまな方々の支えや頑張りがあって、舞台に立たせてもらっているのだとひしひしと感じています。
本田圭佑とも対等なクラブ運営
――まさに本田圭佑さんのようにチャレンジし続けている印象ですが、普段は本田さんとどのようなコミュニケーションを取っていますか?
奥山:日本とブラジルなので、基本的にはオンラインでコミュニケーションを取っています。本田さんは、いろいろなアドバイスをくださって、自分のことをサポートしてくれる大きな存在です。
一方で、One Tokyoにおいては、あくまでもオンラインサロンメンバーの一人。本田さんが決定権を持っている訳ではなく、選挙で意思決定する時には、他のサロンメンバーと対等な一票です。
いろいろとお忙しいなかでも、チームやオンラインサロンの状況を常に追ってくださっていて、One Tokyoに対する強烈なコミットメントを感じます。