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ダンロップ、冬用タイヤ開発の裏側「かかった時間は夏用の3倍」

ビジネス

タイヤメーカー社員の職業病?

北山眞氏

北山眞氏

 最後に余談だが、タイヤを開発している人は、普段生活していてもタイヤに目がいくのだろうか。開発者たちに聞いてみた。

「もともとタイヤにも車にも全然興味がない人間だったんですけど……。入社3年目くらいになると、信号待ちしているときに隣の車のタイヤを見るくらいはしている。タイヤメーカーの職業病じゃないですかね」(北山氏)

「僕も冬用タイヤは見ます。夏タイヤはまだ開発を担当したことがないので興味がないですが……。ブレーキ音を聞いただけで、タイヤの種類はわかりませんが、状態とかコンディションはわかったりします、ちょっと溝が減っているとか。ただ、さすがに他人の車のタイヤをまじまじと見つめるというのはちょっと怪しい行為なので、見られるときだけ見ています」(中島氏)

 今回のインタビューで、冬用タイヤがどのように開発されているのかということや、タイヤ開発者の素顔を垣間見ることができた。タイヤを久しく交換していないという人は、見直してみるのもいいかもしれない。

<取材・文・撮影/一ノ瀬聡子 取材協力/ダンロップ「WINTER MAXX 03」>

webメディアのライター。ビジネスハックやスキルなどを専門家に聞くのが楽しくて仕方がない。読みやすくわかりやすい文章を心がけている

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