成人年齢が「18歳」改正へ。飲酒、ギャンブル、少年法はどうなる?
親の同意なく結婚できる! 性別変更もOK
婚姻可能年齢は、男女ともに18歳に改められました。未成年者の婚姻には親の同意が必要でしたが、今後18歳、19歳にはそれが必要ありません。
また、性同一性障害特例法では18歳以上で性別変更の申し立てができるようになります。
公認会計士、行政書士、司法書士などの資格取得も18歳から可能になります。実際には実務経験なども必要なので10代の開業は難しいかもしれませんが、果たして資格取得者は増えるでしょうか。
また、18、19歳でも有効期間10年のパスポートが作れるようになります。
少年法の議論は続く
現行の少年法は、未成年者を対象にしています。この対象年齢も18歳に引き下げるべきだという動きがありますが、慎重論も根強く改正はまだ先になりそうです。
現行法でも、18歳、19歳の少年に死刑が言い渡された例はあります。18歳を成人とするからには、少年法から除外されるべきとも考えられますが、更生の機会が奪われてしまうという面もあります。
成人としての義務や責任をを負う一方、身体や心はまだ成長段階とも見られる18歳の成人。今後、新しい大人像はどのように変わっていくのでしょうか。
<TEXT/都田ミツコ>
12