bizSPA!

「私のこと好きじゃないの?」純粋な彼女から届いた突然のLINE

暮らし

恐ろしすぎる!友人の洗脳

 Uさんと滝沢さんは以前に2回ほど会ったことがあり、Nさんはハキハキと話して行動するUさんに一生懸命ついていっているという印象でした。そんなUさんは、Nさんに対し、彼氏とはこういうものだと決めつけた意見を吹き込んでいたのです。

「例えばNが友達と遊びに行くのを僕が止めないのは興味がないからだとか、『好きとか愛してるって言うのは浮気しているからだ』とか『LINEの返信が遅いのは冷めてきている証拠だ』とか……。

 もうくだらないものばかりで、Nも始めはそこまで気にしていなかったみたいなんですが、会うたびに言われて、さらに自信もない彼女だから信じてしまったんですよね」

LINE

 以前会った際に流れでUさんとLINEを交換したことを思い出した滝沢さんは、すぐにUさんへ連絡をとることにしました。もちろんNさんにもLINEをすることは伝え、連絡する際は隣で見ていてもらったのです。

Uさんがまさかの開き直り

 Nさんへ根拠のないことを吹き込まないように注意した滝沢さんでしたが、Uさんから返ってきたのは開き直りとも取れる内容でした。悪びれる様子は一切なく、信頼しあっていない証拠だと煽ってくるようなことも言ってきたのです。

「結局、Uさんは一度も謝罪しませんでしたよ。信頼しあっていない僕らが悪いの一点張りで。しかもこんなことをした理由を聞いたら、学生時代から『Nのことを嫌いだった』と。だから彼氏ができて幸せそうなところを壊したかったそうなんです。Nもだいぶショックを受けていました」

 隣でやり取りを見ていたNさんは、その場で泣きながら滝沢さんを疑ってしまったことを謝罪してきました。そして、金輪際、Uと連絡を取ることも会うこともしないと決めたのです。滝沢さんはそんなNさんを慰め、もっと信頼される彼氏になろうと誓ったそう。

LINE

「もっとNが自信持てるような言動を僕がしていたらと思ったら、あながちUの言ったことは間違っていなかったのかもしれないなと。悔しいですけど。絶対にNを幸せにして、いつかUをギャフンと言わせてやりたいです。もう会うことはないのかもしれませんが」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

12

おすすめ記事