「また恋愛の話?」惚れっぽい同僚男子が面倒すぎてLINEで注意した話
恋愛対象になった女性からのクレーム
落合さんが抱いていた悪い予感は程なくして的中してしまいました。その4名の女性から、次々に人事部宛にクレームが入ったのです。その内容はAさんに関するものばかりでした。
「内容としては、主にAが同僚の女性をすぐに恋愛対象として見てくるため不快だというものでした。ほかにもデートに誘われて困っているとか、必要以上に話しかけられてウザいなんていうのも……正直、Aに対していい加減にしろよという気持ちでしたね」
ついに人事部に直接クレームが入り、落合さんは上司からAさんを呼び出すように言い渡されました。そして、これ以上女性社員へ必要以上の接近をしないようにするための念書も、落合さんが作成することになったのです。
仕事として、そして友人として
Aさんの厳重注意に関する現場には落合さんも参加することになり、そこでは人事としての注意を行いました。そしてその後落合さんはAさんへLINEをして、女性への対応について喝を入れたのです。
「会社でもだいぶ落ち込んでいましたが、ここで僕が甘やかしたらダメだと思って厳しく言いました。LINEでもかなり反省した様子でしたね。まさかそれまではここまで大事になるなんて思っていなかったので、僕も結構ショックはショックでしたよ」
その後、上司からもかなり絞られたAさんは、それ以降、女性へのむやみなアプローチをしなくなりました。もともと仕事はできる方だったAさんは、女性への興味をすべて仕事に向けたおかげで次々と新しい商品を生み出しているそう。
「本来は今の姿が会社員として正しい姿ですからね。彼も今は仕事が楽しいって言っていますし、もう大丈夫でしょう。いつかは目移りせず、本当に好きな1人と付き合ってほしいなと密かに思ってます」
<TEXT/つる>
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