牛丼チェーン3社のうな丼を実食比較。うなぎが一番小さく感じたのは…
松屋のうな重はソフトな味付け
松屋のうな重は、パッケージから分かるように、少しうなぎの切り身が小さく感じる。もちろん今回そういううなぎに偶然当たっただけかもしれないが。
吉野家と比べるとタレが薄いのか、やや味も淡泊で、炭の焦げっぽさと苦さが口の中に残ってしまった。タレ自体の味は、甘すぎずのベターな味だが、うなぎは特別柔らかいわけではなく、ジューシーな感じもないので、うな重としての満足感はもの足りなさがある。
肉厚で食べ応えのあるすき家のうな重
すき家のうな重(うな丼)はファンも多いと聞くが、確かにうなぎは肉厚で柔らかく、全体的に食べ応えがある。タレも甘すぎず辛すぎずの万人受けする味付けで、うなぎ店で食べるタレの風味に一番近かった。
ふっくらと厚みのある柔らかい身は皮のブニョブニョ感や骨っぽさもなく、個人的にはこの中で一番本格志向のうな重だと感じた。
どの牛丼チェーンのうな重も、コスパと高級感を追求したこだわりを感じるで、充分な美味しさであるが、すき家のうな重がもっともハイクオリティに感じた。
今年の土用の丑の日は、7月21日(火)と、8月2日(日)の2日あるので、それぞれで別の牛丼チェーンのうな重を食べて、味の違いに触れてみるのもいいだろう。
<TEXT/松井孝司>
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