コロナ下のカップル旅行がバレた26歳会社員。理由は同僚の密告か
オンライン説教を受けることに
別荘に移ってからもテレワークで仕事をこなしていたそうですが、規則違反であることには変わりません。しかし、先輩は課長からの追求に対して「旅行なんかしていない!」とシラを切り続け、あくまで自宅にいると主張します。
当然、課長は証拠のSNSの投稿画像を確認しているため、そんな言い訳が通用するはずもありません。結局、非を認めずにウソをついてごまかそうとしたことが悪質だと判断され、課長と部長、さらに専務の3人からオンライン説教を受けることになったそうです。
「それでも懲戒処分は免れて厳重注意止まり。私からみれば十分甘い処分だと思いますけどね。しかし、普段はオンラインでも口数が多い先輩が説教を受けた翌日は、別人のようにおとなしくなっていました。先輩といっても仕事でフォローしてもらったことなんてほとんどなく、自分の仕事を一方的に私に押し付けてくるような人です。
前の部署でも似たようなことをしていたようですし、密告した社員の方もひょっとしたら私みたいに先輩からパワハラまがいのことを受けていたのかも。きっとこれは先輩への天罰でしょうね(笑)」
社内で噂が立ち、肩身が狭くなる
現在は以前のように毎日オフィスに出勤して仕事に励んでいるそうですが、県外移動禁止を無視した先輩のことは社内で噂となり、気まずそうにしていたとか。
「SNSアカウントはすでに削除したみたいですが、いくら閲覧制限をかけていても緊急事態宣言中に旅行したことを投稿するなんてアホすぎますよ。仮に会社が県外移動を禁止しなくても国は自粛するように訴えていたわけだし、下手したら自粛警察のターゲットにされて、会社ごと炎上した可能性だったあります。そう考えると、会社にバレて上司から説教を食らっただけで済んでよかったのかもしれませんね」
そもそもの話、新型コロナに関係なく、社会人なら会社のルールに従うのは当たり前のこと。社会人である以上、そこはきちんと守ってほしいものです。
― 特集 やらかしリモート事件簿 ―
<取材・文/トシタカマサ イラスト/田山佳澄>