スマホカメラでプロ級の仕上がりに。現役カメラマンに学んでみた
スマホカメラのグリッドをどう使う?
「画面にグリッドが表示されましたね。スマホカメラで大切なのは、『景色の垂直を合わせること』なんです。グリッドを使って垂直を出せば、誰でもプロのような写真を撮ることができます」
垂直や構図など、全く意識したことのなかった筆者のビフォーアフターはだいぶ変わりました。
「綺麗に撮れましたね。いま望月さんは、写真の中央に対象を配置していますが、これを『日の丸構図』と言います。今回はこの『日の丸構図』を基本にして、さまざまな構図を覚えていきましょう」
井上さんからさまざまな構図を教わった後、改めて写真を撮りなおしてみました。なんとなく、スマホカメラ初心者から脱出できた気がします……!
インスタを使えば、プロ顔負けの写真が
次にインスタグラムを使って写真を加工していきます。インスタグラムは投稿画面に、「コントラスト」「フェード」など、13種類の加工機能がついています。独学で使いこなすには難しいですが、この講座ではひとつひとつの機能を丁寧に解説してもらえます。
たとえば構造物に影がかかり、手前が暗くなってしまった写真。明るさだけを上げても背景が白飛びしてしまいます。しかし、確認してもらうと「コントラストを最大まで下げて、明るさと彩度を足してあげると良いですよ」とアドバイスが。
「コントラストは影の付き方を調整する役割があるので、暗くなってしまった写真はこの機能を使って影を減らしてあげるといいんです」
実際に調整してみると、満遍なく光が届いた写真に生まれ変わりました。