浮気を疑う彼女から脅迫LINE。「会社に電話する」と言われて真っ青になった話
「腕を切る」脅迫めいたLINE
突然浮気を疑われた日から、Yさんからは毎日のようにそれを怪しむようなLINEが送られてくるようになりました。安藤さんは何度も否定しましたが、信じてくれないYさんにイラつき口調が荒くなってしまうことも。
「今まで喧嘩なんてほとんどしたことがなかったので、この期間は罪悪感と悲しさで毎日つらい思いをしていました。それに何度好きだと伝えても信じてもらえないことがツラくて、だんだん怒りに変わっていくのを自分でも感じていたんです」
ついにYさんからのLINEは「何時までに連絡をくれないと会社に連絡する」「今すぐ家に来てくれないと腕を切る」など、脅迫めいたものになっていきました。
そのたびに振り回されていた安藤さんは、徐々に疲れを感じ始めていたのです。
過去の恋愛とこれからについて
結婚を意識しているからこそ、このままではいけないと思った安藤さん。同じ頃に仕事が落ち着いたこともあり、Yさんと面と向かってきちんと話をすることにしました。そしてそこで安藤さんはYさんの心の傷を知ることになるのです。
「彼女には以前付き合っていた男性に浮気をされ、散々傷つけられた挙げ句に、振られた過去があったんです。そのとき相手の男性は『仕事が忙しい』と嘘をつき浮気を繰り返していたようで、今回、僕の仕事が忙しいことが、それに重なっていたようでした」
Yさんの心の傷は安藤さんが計り知れないほど深く、それを癒やしてあげなければ自分たちの関係まで悪くなってしまうと感じたそう。そして安藤さんは、その場で結婚の申し込みと同棲を提案し、Yさんを少しでも安心させる努力をすることにしました。
「同棲を始めてしばらく経ちますが、Yちゃんはかなり落ち着きました。もう浮気を疑うようなことはほとんど言いません。僕もできるだけ早く帰ったり連絡をたくさんしたりしているからか、同棲前よりもずっと仲良くなっていますよ。結婚に向けても、2人でしっかりと話し合って進めています」
<TEXT/つる>