20代女性記者がリモート飲みに挑戦。「意外にキツい」と思った点は…
新型コロナウイルスで、すっかり定着した感のあるリモートワーク。そこで人は自宅にいながらどこまでできるのかを徹底調査。リモートの限界に挑戦した!
5月25日にようやく全国で緊急事態宣言が解除されたとはいえ、長い巣ごもり生活で、リモート飲み会を開催する人も増えてきた。というわけで、20代独女の記者もリモート飲みに挑戦してみた。
オンライン飲み会サービスを利用してみた
今回、使用したのはオンライン飲み会サービス「たくのむ」だ。「たくのむ」の使い方は、作成したルームのURLやQRコードを飲みたい人と共有するだけ。面倒なアプリのインストールやアカウント作成が不要なので、スマホ、PCどちらでも手軽にリモート飲み会に参加できる。
さらに時間制限なし、今だけ最大12人まで使えて無料とは嬉しい。リンクさえ知っていればパスワード設定も必要ない。壁紙設定も可能で、記者の利用時は「オンライン花見」として背景に全国の桜の名所をチョイスできた。
「かんぱーい!」
かくして、友人3人とそれぞれ酒やつまみを用意してのリモート飲みがスタート。飲み代が格安で済むのも貧乏記者にはありがたいところ。
声が届くまでに若干のタイムラグが…
初めての試みに全員ぎこちなさを隠しきれず、ニヤニヤしている。最初こそ部屋の汚さやインテリアをバカにしあって盛り上がったものの、落ち着くと回線の差なのか、声が届くまでに若干のタイムラグが発生していることがわかった。一人だけ「もうその話題終わったんだけど」状態で話していたり、話が噛み合わなかったりとイマイチ盛り上がりきらない。
誰が誰に話しかけているのかもわかりにくい。何度も聞き返したり同じことを何回も言わなくてはならなかったりと老人の寄り合いのような状況に。酔えばそのチグハグ具合も楽しいのかもしれないが、微妙な沈黙や会話のすれ違いが起こるこの状況では、なかなか酒も進まない……。1時間ほど経過したところで全員に「もういいかな」という空気が漂い始め、早々にお開きとなった。うーん、リモート飲み会って意外と難しいのね。
しかし、この状況を楽しめる人であれば、SNS上では見知らぬ人との「たくのむ」飲み会が随所で開催されているため、飛び入り参加してみてもいいかもしれない。
<取材・文/週刊SPA!編集部>