同棲相手の“生活音”にイラッ。1LDKでテレワークなんて無理!
彼女に強く注意できない“ある理由”
さらには、こんな理由も。
「それに僕はもともと、コンプラ上の理由でテレワークになるのは難しいと言われていたんです。それが緊急事態宣言後、突然テレワークになったので、彼女に我慢させている部分も大きいんですよね。僕の業務の邪魔にならないように掃除機を使わずワイパーだけで掃除してくれたり、PCの前から離れられない僕のために昼食を部屋に置きに来てくれたり。そこまでさせといて、夜中何もしないでくれとはさすがに言えないですよ……」
そして何よりも、「家の間取りが問題」とも、話す佐藤さん。
確かにリビングと寝室が離れていたり部屋が2つある間取りであれば、このような悩みは起こらなかったかもしれません。佐藤さんのように個室で誰もいないのが在宅勤務の条件という企業も多いと思います。同じような同性カップルの悩みは尽きないのかもしれませんね……。
― 特集 新型コロナ・若者の憂鬱 ―
<取材・文/結城 イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>