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ロッテ「ガーナ」はなぜ赤い?56年売れ続けるワケを担当者に聞いた

ビジネス

数量限定で発売したチョコ菓子も

ガーナ

ガーナ特濃ガトーショコラとガーナポップコーン

 また、昨年度数量限定で発売した個食のケーキや、スナックと組み合わせたチョコ菓子も人気を得ているそう。

「『ガーナポップコーン』は、ガーナの味わいはそのままに、サクサク食感のポップコーンに組み合わせたチョコ菓子として、SNS上で話題となりました。また、個食のケーキとして販売した『ガーナ特濃ガトーショコラ』は、しっとり食感の半生チョコケーキを味わえるとして好評でしたね」

「幸せを提供できるチョコレート」を目指す

 50年以上、チョコレートブランドとして名を馳せてきたガーナ。今後の展望について米岡氏は「『優しさと元気』の追求と『確かな美味しさ』の信頼を積み上げていきたい」とし、次のように抱負を語る。

「ガーナは、日本で一番多くのお客様に食べて頂いているチョコレートブランドです。今後の目標は、一番多くの人に食べられているチョコレートから、一番多くの人に幸せを提供できるチョコレートになること。

 さらに、長年続けているガーナ共和国のこれからお母さんになる人への医療支援や子供たちの学校給食支援といった社会的価値をブランドに付与していきたいと考えております。

 他方、チョコレートは欧米と比較すると国民一人あたりの消費量は決して多いとは言えません。ドイツやフランスでは、数多くのチョコレートがスーパーマーケットで並んでいますが、これは家族で食後にチョコレートを嗜むという習慣があるから。老若男女問わず、家族みんなでチョコレートを楽しむ習慣ができるような取り組みもしていきたいですね」

 製菓メーカーとして、常に最高を目指した品質を心がけ、チョコレートの味だけでも感動してもらえる商品をガーナブランドから発信する。ガーナが目指す「幸せを提供できるチョコレート」の取り組みに期待したい。

<取材・文・撮影/古田島大介>

1986年生まれ。立教大卒。ビジネス、旅行、イベント、カルチャーなど興味関心の湧く分野を中心に執筆活動を行う。社会のA面B面、メジャーからアンダーまで足を運び、現場で知ることを大切にしている

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