職場のあなたが「頭は良いけど、なんか怖い」と思われてしまう理由
こんにちは、戦略コンサルタントのShinです。今日のテーマは「“問題解決型コミュニケーション”に潜む危険なワナ」です。
この連載も含めて、「問題解決型コミュニケーション」に関する記事や本はたくさんあります。問題解決型コミュニケーションとは、現状を見える化し、課題を抽出し、その課題に応じた打ち手を繰り出して、問題をどんどん解決していくコミュニケーションのことを指します。
「問題解決型コミュニケーション」とは?
問題解決型コミュニケーションでよく出てくるセンテンスは、以下のようなものです。
・現状はどうなってるの?
・なんでそうなったの?
・本当にそれが原因なの? 他には考えられないの?
・具体的には?
・そもそもの発端は?
・課題は何?
・論点はどう定義している?
・その打ち手、本当に効果的かな?なんでそれが効果的だといえる?
・それをやっていく際に考えられるリスクとその対策は?
もしかしたら、上記を眺めているだけで気分が悪くなってくる人もいるのではないでしょうか。実は、それは当然なのです。
やりすぎると周りから嫌われてしまう
上記のような問題解決型コミュニケーションは、特にコンサルタントが得意とするコミュニケーションです。
限られた時間の中で現状を把握し、課題を定義し、解決策を繰り出して結果を出していくプレッシャーにさらされているのがコンサルタントです。基本となるコミュニケーションプロトコルがこうなるのも、さもありなんという感じですね。
しかしながら、「このコミュニケーションがなぜかうまく機能せず、成果が出せない」という声もよく聞きます。目の前の問題をサクサク解決できるやり方のはずなのに、なぜそんな状況に陥ってしまうのでしょうか。
答えは簡単です。問題解決型コミュニケーションが行き過ぎると、「周りの人から嫌われてしまうから」です。
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