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新型コロナで「突然のリモートワーク」「時差出勤」に翻弄される若手社員の声

学び

同僚に差をつけるチャンスにも

営業

 反対に、新型コロナ騒動の影響で恩恵を受けているサラリーマンも。不動産会社勤務の山川亮真さん(仮名・26歳)は、営業職で基本的にいつも外回りをしていたそうです。

「もともと外に出てなんぼの仕事なので、会社から直行直帰の命令が出ました。おかげで通勤の時間と労力を温存することができるようになりましたね。

 始業・終業に上司に電話しないといけないのですが、その間はフリーなので自制心との戦いです。僕は成果が欲しいのでサボらず外に出てますけど、そうじゃない人もいるでしょうね。一気に差をつけるチャンスだと思ってます」

 これらの話を総合すると、新型コロナショックに上手く順応した制度を作れるかどうかも企業の腕の見せ所のようです。

 最近では会議の省略やリモートワークで業務の効率化を実感している一方で、成果を厳しく求められ、仕事をしているフリが通用しなくなってきたという話もあります。
 これが、最適な働き方を考えるきっかけになるとよいのですが――。

<取材・文/けんぢる>

ライター。若者のキャリア、仕事について執筆

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