元欅坂46・今泉佑唯、卒業後初の映画「初めてで分からないことだらけだった」
お酒飲みのお父さんを叱るのは私の役目
――今泉さんのお父さまは今でもお酒を飲まれるのですか?
今泉:はい。お母さんは諦めて何も言わなくなっているので、私が代表してめちゃくちゃ怒るようにしています。「飲むんだったら、帰ってこないでください」と(笑)。お母さんが私に伝える感じの5倍くらいにして叱ってます。やっぱり飲み過ぎて病気になったら怖いですから。長生きしてほしいので、しつこいくらい言ってます。
――それはいいお嬢さんですね。ちなみに5人きょうだいだとか。
今泉:兄が4人います。3男と4男と私は年齢が近いので、3人でずっとケンカしてました。一番下ですが、勝ちたいと思って負けずにケンカしていたので、気の強さはそこで培われたと思います(笑)。力では負けるので、頭を使って、両親を味方にしてました(笑)。
「元アイドルの子」に凹むことも
――負けず嫌いとのことですが、初の映画撮影だった本作で頑張れた部分は?
今泉:それがくじけることが多かったんです。卒業してからどこに行っても「元アイドルの子ですよね」と言われることが多くて。やっぱりそういうフィルターがかかるんだなと実感しながらのお仕事が続きました。
そうした名前ではなくて、これからは自分の実力で勝ち取っていかなきゃいけないというプレッシャーを感じるのと同時に、元アイドルはこういう現場にいないほうがいいのかなと凹んだりもして。結構くじけながら、なんとか乗り切ってきた感じです。
――自分自身にまだ自信が持てないから、余計に気になってしまうのでしょうか。
今泉:そうだと思います。自信がないから、すごく気になってしまう。だからいろんな方のお芝居を見たり、一緒にお仕事させていただいて、いろいろ吸収して自信をつけていけたらと思っています。