元欅坂46・今泉佑唯、卒業後初の映画「初めてで分からないことだらけだった」
昔からのクセ? 無意識のうちに笑みが
――確かに自分の家族と重ねて観る人が多い作品だと思います。本作ではサキちゃんはネガティブな方向へと気持ちがいきますが、フミちゃんは常に明るいですね。
今泉:そうですね。どちらかというと、私はお姉ちゃんの気持ちのほうが分かります。
家族には迷惑がかかってますからね。片桐(健滋)監督からもフミちゃんを演じるにあたっては「とにかく明るくいてほしい」と言われていましたが、ずっと明るくいられるのはすごいですし、自分もそうなれたらと思いました。
演じる上で難しかったこと
――演じるうえで難しさはありましたか?
今泉:私、無意識のうちに笑顔になっていることがあったみたいなんです。お風呂場で倒れているお父さんを見て、「お父さん!」って叫ぶシーンがあったのですが、そのときにも私の顔が嬉しそうだったみたいで、監督から指摘されて。自分ではそんなつもりではなかったので、言われて初めて気づきました。
――自然と笑顔にというのは、アイドルのときのクセなのでは。
今泉:そうなんですかね? 指摘していただいてからは、その時の気持ちになるだけじゃなくて、そのときの気持ちの表情をきちんと出すように意識するようにしました。