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年収1億円超えも。17 Live、ツイキャス…稼げる「ライブ配信者」は何が違うのか?

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 破竹の勢いで急成長する動画市場。圧倒的スピードで移りゆく動画業界で存在感を発揮する“ライブ配信プラットフォーム”で稼ぐ人々を紹介する。

寝そべりスマホ

※画像はイメージです

 YouTuberとはまた違った、新たな稼ぎ口の傾向と対策とは? 今後の稼ぎどころとして有力視される土壌に、いち早く参入した投稿者の実態に迫った!

視聴者と交流しながら“投げ銭”を獲得せよ!

「動画ビジネス全体が拡大していますが、17LiveやLINELIVE、ツイキャスなどのライブ配信市場は特に成長が目覚ましいです。10代の65%以上は視聴経験があり、そのうち約20%は毎日利用しているというデータも。月100万円を稼ぎ出すライブ配信者(ライバー)も珍しくありません」

 そう語るのは、ライバー取締役会長の飯田祐基氏だ。

「ライブ配信の最大の特徴は“相互性”です。YouTubeなどの動画はクリエーターが投稿した作品を、視聴者が好きな時間に再生して楽しむ。対してライブ配信では、ライバーと視聴者がコメントを介して、リアルタイムにコミュニケーションを図ることができるのが大きな違いですね」

動画で稼ぐ!

飯田祐基氏

 ライバーの主な収益源は、配信中に視聴者から受け取るギフト、いわゆる“投げ銭”だ。かわいいキャラクターや食べ物のアイコンに金額が設定されており、1アイテム10万円のギフトも存在する。

「プラットフォームによって差がありいずれも非公開ですが、投げ銭の個人ライバーの取り分は3~5割程度と言われています」

 それに加え、企業案件やリアルイベントの報酬を含めると、ライバーの稼ぎもケタ違いに増える。

「配信から派生した音楽活動などを含めると、年収が“億超え”するライバーも20人以上います。優れたライバーのトーク力はお笑い芸人をも凌ぐ勢いで、将来はエンタメの中心的存在になるはず。また、ライブコマース事業には楽天やYahoo!など大手も参入しているので、ライバーの活躍の場は、今後激増するでしょう」

おじさんライバーには“ラジオ配信”がおすすめ

 ただ、いくら市場規模が拡大しているといっても、誰しもが稼げるわけではない。ライバー事務所CyberLiGの代表・夏川登志郎氏が解説する。

「ライブ配信市場は確かに伸びていて、視聴者もライバーの数も増えています。しかし、配信中に頻繁に投げ銭する富裕層的なユーザーは横這いなので、収益が分散化されてきています。また、ライバー自身も他と差別化するために、コンセプトや配信時間を工夫するなど常に戦略を立てなければならず、楽な道のりではないんです」

動画で稼ぐ!

夏川登志郎氏

 YouTube界には数多くの有名人が参入し、一般人は苦戦を強いられている。もしライブ配信にも参入が始まれば、さらに収益は分散されそうだが……。

「実は、そこはさほど脅威ではなさそうです。幅広く“認知”されているタレントより、人気ライバーのように、少人数から深く濃く“人気”を得ているほうが関係性も近く、応援されやすいからです」

 とはいえ、投げ銭ビジネスでは若くてかわいいコが活躍する印象が強い。「bizSPA!世代」のフツーの20代ビジネスマンが勝機を見いだすにはどうすればいいのか。

「顔出しできない、したくない方も多いと思うので、OPENREC.tvやSPOONなどの“ラジオ配信”をおすすめします。ランキングを見ていると、トップ層には若い女性ライバーが多いのですが、全体を見ると実は半分近くが男性。競馬実況、ゲーム実況など、趣味を生かしたコンテンツでも、投げ銭をもらえる可能性は高いです」

 収益化までの道のりは険しいが、今始めることが大切だと飯田氏。

「スマホさえあれば誰でも気軽に始めることができるし、編集も不要。デバイスの進化は日進月歩、今は顔出しせずに配信できるVTuberのようなアバターによる配信もあります。まずは気負わずにやってみるのがおすすめですね」

 “デジタル強者”向けと日和ることなく、果敢に挑戦して稼ぐ先輩ライバーたちのケースから学んでいこう。

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