仕事用LINEは本名で登録するべき?「おじさん職場」で働く20代社員の悩み
咎められ泣く泣くアカウントを削除…
身銭を切って難局を乗り切ったサクマさんでしたが、さらなる災難が彼を襲います。
「ある日、上司に呼ばれて会議室に行ってみると、役員がずらっと並んでいました。そして、私のツイッターのプロフィール画面がプリントアウトされた紙を見せられました」
想像するだけでもぞっとする場面です。実は、取引先の企業の担当者から「就業時間中にツイッターをしている社員がいる」と通報があったそうです。
「確かに、就業時間中にツイッターに投稿していました。でも、それは、外回りの移動中に投稿してただけなんです。それがそんなに駄目なこと……なんですかね?」
当時は、ネット上での活動は良い顔をされる時代ではありませんでした。さらに、ITに疎い世代で占められている重役連中に、アカウントを削除するように強く迫られたそうです。
「なんだかんだで、10年以上使っていたアカウントで、愛着もありましたし、繋がりもあったので削除するときはとても悲しかったです」。
便利なツールも使い方次第で…
彼は、泣く泣く、学生時代からずっと使っていたアカウントを削除しました。
「この一件だけじゃないんですけれど、色々あって昨年に退職して、今は別の会社で働いています」
転職した結果、福利厚生や年収もアップしていいことばかりだとサクマさんは言います。
インターネットが発達し、便利なツールやサービスが数多く生まれています。上手く使いこなすことができれば豊かな繋がりを生むことも可能ですが、それも使い方次第です。あなたの会社は大丈夫ですか?
<TEXT/bizSPA!取材班>
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