上司の結婚式に、ご祝儀は何万円? 挙式に呼ばれた時のマナー
結婚披露宴では男女とも白系の服装はタブー
身だしなみは「略礼装」が基本。男性はダークスーツにポケットチーフなどでお祝いの気持ちを表現します。女性の場合は昼間ならマット系のワンピースドレス、夜間は光沢のある素材で露出のあるカクテルドレスが良いとされます。
ポイントは悪目立ちをしないこと。お祝いの気持ちを華やかな装いで表現し、主役である新郎新婦を引き立てるのが暗黙のマナーです。
また、白系統の服装はタブーです。白は新郎新婦の色なので控えましょう。さらに殺生をイメージさせる毛皮やワニ皮などの爬虫類系などの素材も避けます。
二次会は披露宴ほどフォーマルに装う必要はありませんが、お祝いの気持ちを表現することに変わりはありません。男女ともに清潔感は必須のこととして、普段よりも華やかさを出しましょう。
男性は、ダークスーツにポケットチーフの代わりに、ピンバッジや、お揃いのカフスなどでオシャレ感を。女性は、コサージュをつけるなどで華やかな印象になります。弔事を連想させるような黒一色などはNGです。
お祝いのスピーチの時間は3分程度に
場合によっては「スピーチ」を頼まれることもあるでしょう。それは、あなたが新郎新婦から信頼されている証拠。依頼されたら可能な限り、快くお引き受けしましょう。スピーチの時間は3分程度が一般的です。
新郎新婦や親族の方々へのお祝いの言葉からスタートします。そして、挨拶を交えた簡潔な自己紹介をしたのちに、新郎新婦のエピソードや思い出話を伝えるのが一般的です。
同期や部下の場合は、仕事のできる人物像や気配りのできる人柄など、新郎新婦を褒める内容を盛り込み、主役の二人はもとより、親族の方々にも喜んでいただける内容をお話しするのがマナーです。自分のスピーチでウケを狙おうなどの気持ちはタブー。
喜ばしいお祝いの席でも、相手の立場にたった気配りの言動をおこなうことができれば、参列している人たちから評価をされ、それがビジネスにつながることもあります。
どのような場所でも、社会人、仕事人である自覚をもち、マナーある対応で成功と幸せをつかんでまいりましょう。
<TEXT/西出ひろ子>