「これが、ホラーの現場か」三吉彩花が語る、撮影中の恐怖体験
福岡出身の友人はみんな知っていた
――都市伝説は?
三吉:それは大好きです。本を読んだり、本当なのかどうか、調べ尽くします。それでいちいち怖くなったりもしないです。
――今回は、実際に福岡県にある心霊スポットの旧犬鳴トンネルを舞台にしています。正直、怖くないですか?
三吉:映画用に物語を作っているので、そこは分けて考えました。ただ、福岡出身の友人はみんな旧犬鳴トンネルを知っていたし、行ったことのある人がほとんどでした。そんなに有名なのは驚きましたね。
――撮影現場はどんな感じでしたか?
三吉:基本、自由にやらせていただきましたが、怖がるタイミングや、気配に気づく時の目の動かし方、怖がり方といった、ホラー独特のお芝居について、その都度、監督から教えていただきました。叫んだりすることが多かったので、体力を使いましたね。
現場の雰囲気としては、とても和気あいあいとしていました。ホラーの現場ですから、シリアスで暗い感じなのかなと思っていたのですが、監督さんも含めて、みなさんカットがかかると笑い合って、とても楽しく撮影していたのが意外でしたね。
切ないし、ラストはぞわっとします
――よく聞く、撮影現場で怖い出来事が……といったことは?
三吉:途中でカメラが壊れました。電源が落ちたり、照明が消えたり。バッテリーが切れるという経験はありますけど、壊れるのは珍しい体験でした。「これが、ホラーの撮影現場か」と思っていました(笑)。
――出来上がりを観ての感想を教えてください。
三吉:ただ怖いだけではなくて、切ないお話で、観終わって結構重いものがありましたね。あと、ラストがぞわっとするので、最後までちゃんと観ていただきたいです。