母の日に“コロナ後の楽しみ”を贈る。人気の体験型ギフトとは?
「体験を送る」ことが浸透しつつある
当初の想定より申込数が伸び悩んだ商品はあるのかという質問に対しては、「体験ギフト全体が伸びており、ここ数年はないと思います」と話します。体験ギフトの今後についても聞いてみました。
「宝石や食料品を贈るように、『体験を贈る』というのが、段々と一般的なギフト手段になってきていると感じています。例えば弊社が委託販売している百貨店などでは、すでに“体験ギフト”の売り場が設けられています。
特に、親しい人への誕生日プレゼントや特別な贈り物として利用されていることがほとんどです。また、選択肢が多いギフトは、法人キャンペーンでご注文いただくことが多いです。
弊社はここ5年ほど、毎年1.5倍程度、出荷数が伸びています。当社としてはまだ応えるべきギフトニーズがあると感じており、引き続き拡大していくと考えています」
近年、先進国では、「モノ」を所有することよりも、「体験」することに価値を見出す消費行動に変わってきたと言われています。体験ギフトはまさにそんなニーズの変化を的確に捉えたサービスだと言えそうです。
また、利用者が体験を選ぶため、もらう側は好みに合わず残念な思いをする可能性が低く、贈る側も好みや持っている物と被らないかを気にする必要がなくなるので、双方にとってメリットのあるサービスなのも嬉しい点です。
まだ完全に定番化する前なので、サプライズも期待できる体験ギフト。プレゼントを贈る機会に、選択肢のひとつとして検討してみるのはいかがでしょうか。
<TEXT/和泉太郎>