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GUの2900円・合成皮革靴、仕事ではいて大丈夫かプロが検証

学び

通気性を高める穴を巡る解釈

通気性を高める穴

通気性を高める穴だが気になる人も…

 この靴をショップで手に取った多くの人が感じることですが、蒸れ防止のために開けられた穴に違和感が残ります。コンバースのように2つの穴が内側に開けられているからです。この時点で、靴に対するこだわりが強い男性にとっては、選択肢から外れることでしょう。

 確かに、履いている本人からすると、気になります。特に雨の日が不安です。とはいえ歩行の距離も多く、数か月で靴を履きつぶしてしまうコスパ重視のビジネスマンからすると、取るに足らないことなのかもしれません。実際「ソックスと靴の色を黒で揃えておけば、穴自体はさほど目立たない」と感じました。

靴紐チェンジでドレスアップ

靴ひも

 今回、この靴を検証してみて感じたことは「靴に対する価値観」です。これまで「靴」は品質が良い物を選ぶという考え方が世間に浸透していました。私もそういう考え方を持ち合わせていますが、その一方で消耗品として「靴」を捉える価値観も広まりつつあります。どちらが良いという訳ではなく、コスパ重視の消耗品として考えるならば、この靴が選択肢に挙がることに異論はないはずです。

 最後にUチップをビジネスシーンで活かす場合に使える靴紐チェンジの工夫をご紹介します。

 もともと付属されている紐は若干太く、カジュアル気味です。なので、細い紐に変え、ドレス感をUPさせましょう。もちろん、靴のボリューム感に対して、この太さの紐が合うという意見もあります。

 それでもビジネスシーンで活かす場合では“ドレス感UP”が望ましいのではないでしょうか。

<TEXT/森井良行>

株式会社エレガントカジュアル代表取締役。’79年 千葉県出身。のべ4600人を超えるビジネスマンの買い物に同行する服のコンサルタント。公式サイト「エレカジ」、著書『真似するだけで印象が劇的によくなる 38歳からのビジネスコーデ図鑑』が発売中。YouTubeは「モテるファッションちゃんねる
Twitter:@elegant_casual

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