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営業ウーマンの姉の酒癖に困惑する弟。秘密の話を暴露されて…

暮らし

 血がつながっている兄弟だからこそ、相手の癖や素行にムカつくこともあります。他人なら関係を終わらせられるのに、親族という理由で関係を絶てず、我慢してしまうことも。特に酒癖の悪い兄姉には困りものです。

寝る 酔っぱらい

※イメージです

「姉の酒癖にドン引きしたり、冷や汗かいたりしていますよ!」と憤慨する弟の言い分を聞いてみました。

酒癖が悪い姉に憤慨する理由

「広告代理店に勤務する2歳上の姉は、しばしば酒を飲んで帰ってくるのですが、かなり残念な酒癖なんです……」

 そう語るのは、家電メーカーのマーケティング部で働く前川健さん(仮名・26歳)。1年前に父親が母親と一緒に地方赴任に出向いたため、一軒家で姉の美帆さん(仮名・28歳)と二人暮らしになったそうです。

 美帆さんは、代理店の営業ウーマンという仕事柄、得意先との接待や社内での飲み会をする機会も多いです。またお酒にそこまで強くないため、泥酔する日も少なくありません。ところが両親がいなくなってから、外で飲んでくる機会はさらに増え、酒癖の悪さもヒートアップしていったのです。

「酔いが回ってくると、べらんめえ調になるんです。まるで下町のおやじで、たまに歌舞伎口調で『おのおの方~』なんて言い出すんですよ。やたらと本音でズケズケ話ししますし、コメンテーター気取りで、社会問題や男女関係について毒舌を吐きまくります」

姉の部屋まで脱ぎ捨てた衣服が点々と…

兄弟

 前川さんが一番驚いたのは、とある連休明けの休日の出来事です。

「朝起きて、部屋からキッチンに向かうと、玄関から姉が脱ぎ捨てたストッキングやバック、上着やブラウス、スカートなど脱ぎ捨てたものが、姉の部屋まで点々と続いていました。あ然としていると、部屋からパジャマ姿で出てきた姉が『あんた、私のパンティ知らない?』と、脱ぎすてたストッキングを拾いながら、尋ねてきました」

「知らないよ、そんなもの」と、前川さんがぶっきらぼうに答えると、お姉さんは「どこいったんだろう、落ちているのかな。健、探すの、手伝って」と気にしないそぶり。

「僕も仕事で疲れていたし、命令口調の聞き方にイラッときたので無視してキッチンに向かったんです。すると『手伝ってくれないの、ケチ!』と背中ごしに、罵声を浴びせてきました」

 ため息をつきながら前川さんがコーヒーを飲んでいると、美帆さんはジャージに着替えてキッチンにやってきます。「さっきはごめん。履いていたわ」と涼しい顔で言い、前川さんをげんなりさせます。

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