正しい敬語、使えてる?ビジネスで覚えておくべき「5つの型」
謙譲語その2と、丁寧語
3. 謙譲語Ⅱ→丁重語(参る・申す型)
謙譲語Ⅰと謙譲語Ⅱは「敬うべき動作の対象」によって区別されています。
謙譲語Ⅰの場合、敬うべき対象は相手本人(向かう先の人物を立てる)となります。謙譲語Ⅱは、敬うべき対象が本人ではない場合(自分側の行為、物事などを丁重に述べる)の謙譲語です。おもに丁寧な報告をするときなどに使われます。
■「謙譲語Ⅱの具体例」
食事にきました→食事に参りました
上司に言っておきます→上司に申し伝えます
4. 丁寧語
丁寧な言葉づかいにすることで、相手に敬意を表す言葉。基本的には語尾に「です」「ます」「ございます」をつけます。
■「丁寧語の具体例」
会議は15時からだ→会議は15時からです
会社から50メートル歩く→会社から50メートル歩きます
本日はありがとう→本日はありがとうございます
「お」「ご」をつける美化語
5. 美化語
言葉の頭に「お」や「ご」をつける表現を美化語といいます。ただし、この言い換えには一定の法則があるので要注意。
■「美化語の具体例」
住まい→お住まい、住所→ご住所、名前→お名前、氏名→ご氏名
一方で、美化語の表現には適さない言葉もあります。
・外来語=おテレビ、おビデオ
・公共の施設=お学校、お会館
・果物=おぶどう、おリンゴ
・役職、職業=お社長、おサラリーマン
・自然現象=お台風、お雨
・悪い意味にとられる言葉=ご離婚、ご失敗