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出世する人は、上司への「ホウレンソウ+α」で差をつける

学び

2. 連絡:活発な情報交換で業務をスムーズに

 ビジネスにおいて連絡とは、主に、事実とこれから起きる情報などを伝えること。報告との違いは、これから起きる内容が中心となります。ですから結論はナシのことが多くありますね。これから起きる情報内容は、連絡として確実に伝えなければいけません。

 職場における連絡事項は多岐に渡ります。プロジェクトにおける取引先とのやりとり、社内で新しく決まったルール、勤務中の行動予定など、すべてが連絡事項に含まれます。

 例えば会社を休むとき、遅刻早退、外出や外出先でも連絡は必須。電車の遅延や待ち合わせ場所の変更、会社関係者の訃報など、緊急時の場合も同様です。

 上司や同僚に連絡するときは迅速かつ正確に行うのがポイントです。情報の共有が必要な場合は、チーム全員が確実に共有できる方法を事前に考えておくとスムーズです。もちろん、LINEやメールなども有効な手法といえます。

3. 相談:漠然とした相談はNG

ビジネス 悩み

 与えられた仕事を進めるなかで、疑問や問題点にぶつかることは誰でも一度は経験をすることでしょう。そんなときは思い切って、上司や先輩などに相談することです。

 一人で抱え込んだり、独断で勝手に進めてしまうると、かえって余計なトラブルを招く危険性があります。周囲の人たちに積極的に相談して問題解決に繋げましょう。

 ただし、相談の仕方にもマナーあり。上司や先輩に相談する際、返答に困惑するような漠然とした相談は控えましょう。相手にわかりやすいように要点をまとめてから相談します。

 具体的には、事前に相談内容をノートなどに書き出しておくと考えがまとまります。「何をどうしたいか」など、相談する目的を明確にしておけば、より具体的なアドバイスが得られるはずです。

 ただし、答えを過剰に期待してはいけません。あくまでもヒントかアドバイスをいただくための相談である、という気持ちは大切です。

 相談が終わったら「お礼」を忘れないでくださいね。そして必ず「結果報告」をします。相談を受けた側は、その後のあなたのことを心配してくれています。また、自分のアドバイスが役に立ったのか、など気にしています。

4. 確認:確認作業はお互いをプラスにする

 ホウ・レン・ソウだけで安心してはいけません。すべてにおいて最後の「確認」作業は、その後のトラブル危機管理として、大変重要なことです。

 自分では善かれと思っておこなったことも、相手によっては「いらぬことをした」などどマイナス評価をする場合もなきしもあらず。また、相手の勘違いや誤解などを未然に修正するためにも、「これでいいのか」の確認をおこなうと安心ですよ。確認作業は、あなたを守ってくれ、お互いにとってプラスを生み出します。

 ホウ・レン・ソウ+カクがしっかりとできる社会人は、信頼されます。信頼されるから、成長していけます。成長するから、デキる人財だと評価もされるわけですね。
これを機にぜひとも、あなたの評価をアップさせてくださいね。

<TEXT/西出ひろ子>

マナーコンサルタント・美道家。ヒロコマナーグループ代表。これまで企業研修やコンサルティングなどで10万人以上にマナー指導をおこない、お客様満足度NO.1タイトルを取得させるなどの人財育成分野での結果を成果を出す。マナー評論家としてテレビ番組などのメディアへの出演も多数。国内外で90冊以上の著書・書籍監修を手がけているマナー界のカリスマ

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