「夕暮れ症候群」ってどんな症状?介護業界の用語
A.夕暮れ時に落ち着きがなくなる状態
老人ホームや介護施設などに入居している人が、夕暮れ時になるとソワソワとしはじめ、「家に帰らなくちゃ」と帰り支度をしたり、「どうしても帰宅する!!」と徘徊をし始めたりすることを「夕暮れ症候群」と言います。認知症の人に多く見られる症状です。
「家に帰りたい」と言い出すことを帰宅願望と言いますが、施設に入居している人だけでなく、自宅にいる人にも見られることがあります。自宅にいるのに「怒られるから帰らなくちゃ」と言い出すので、同居している人は目が離せません。
一説には、夕方に部屋が薄暗くなることで、不安な気持ちになることが原因ではないかと言われています。「ここが家でしょ!」「この施設に入居されたんですよ!」と正論で諭すよりは、不安な気持ちを受け止めることが大切だそう。「どうして帰りたいんですか?」と相手の話を聞いたりして、安心感を与えることが重要なのです。
Q.「不穏」って何?
「Bさんが不穏です」
Bさんは元気そうに見えますが……。