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自転車移動のイライラを解消?最新「電動キックボード」に乗ったら驚いた

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実際に使ってみた乗り心地はいかに

キントーン

公道使用用のライトもばっちりつく

 家の周りの生活圏での利用だけでなく、通勤での利用も見えてきた。ではその乗り心地はいかなるものか。電動キックボードとミニセグウェイに実際に乗ってみた。

キントーン

体験する編集N。アクセルを入れるとグーッと加速する

 電動キックボードの乗り方は、基本的にキックボードと同じ。自分の足で蹴って走り始めたところで、手元にあるレバーでアクセルを入れるとグーッと加速。最高時速は25kmまで達し、減速・停止用のブレーキもある。

 さらに、ハンドルに付いたディスプレイには速度・走行距離、バッテリー残量が表示されているので、常に車体の状態を確認しながら走行ができる。カーブも身体を傾ける感覚のみで行われ、とくに走行に技術が求められることもない。これなら、おおいに通勤手段のひとつとして活用できると実感した。

 ミニセグウェイは、多少の慣れは必要であるものの、バランス感覚に不安を覚えている筆者でも5分もあれば乗りこなせるようになった。こちらの運転方法はさらに感覚に根ざしたものになっている。

 前に進みたいときは前に体重を、止まりたいときは後ろに体重をかける。カーブも身体を左右に傾けるだけ。加減や角度はかけた体重によって変わる。自分の足で歩いているかのように自由自在で、乗っているだけで非常に楽しい。こちらは移動手段というよりも、遊び道具としての需要が高そうである。

電動キックボードの値段は5万4780円

キントーン

会場にはミニセグウェイも

 試乗会は惜しまれつつ11月30日に終了。しかし、訪れたお客さんの反応はかなりいいようだ。

「興味津々で来場する人もいれば、半信半疑の人もいます。しかし、両者に共通して言えるのは、いちど乗ってしまえば欲しくなるということです。新宿という土地柄、歌舞伎町のホストの方々が購入していく機会が多かった。彼らの生活圏は歌舞伎町という狭い範囲です。やはり、自分の生活圏内の移動手段としては抜群に便利です。しかし、電動モビリティは娯楽としての意味合いも強いため、欲しくても手が伸びないパターンも多いですね。みなさん、欲しいは欲しいのですが」

 かくいう筆者も、欲しいは欲しいのだけれど即買いはできなかった。電動キックボードの値段は5万4780円と、決して高いものではない。むしろ、性能と利便性から見ると、かなりコスパの良い買い物な気がする。この良さに気が付き、購入する人が増えていけば、「みんなが乗っているなら私も買ってみよう」という日本人的な考えで、利用者は一気に倍増するのではないだろうか。

 電動モビリティに対して、近未来の乗り物という印象をお持ちの方も多いだろう。しかし、実際に乗ってみると、日常生活に密接に関わる身近なもの、という印象に変わった。電動モビリティは近未来の乗り物ではなく、すでに現代の乗り物といってもいいだろう。

<取材・文/國友公司>

週刊誌記者・裏モノ系のフリーライターです。男の娘・ニューハーフが好きです。『ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活』発売中。ツイッターは@onkunion

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