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部長と係長が忘年会で大ゲンカ…きっかけになった些細な一言とは?

学び

 入社から配属先が決定されるまでの流れは、運の要素が強いことから「配属ガチャ」とも言われています。

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※画像はイメージです(以下同じ)

「自分の場合は、配属ガチャで言えば、ノーマル1枚にレア2枚っていう感じですかね」

 SI企業に勤める北村達也さん(仮名・28歳)が配属されたのは、営業部。部長のAさんは5つある営業部の中で最も有能とされる人物で、部署にいる女性社員も美人揃いだったそうです。

優秀な部長のマネジメント

 A部長は結果には厳しいものの、部下の面倒見が良く、北村さんも成長していることを実感しながら、仕事に取り組むことができていたといいます。

「営業部の中でトップの成績を出していたこともあって、良い雰囲気のまま年末を迎えることができたんです」

 そんな中で迎えた仕事納めの日。A部長は部員たちを会議室に集めました。

「年明け早々から良いスタートが切れるように、成功事例の共有を行うとのことでした。Aさんが良い流れで受注に至った例をいくつかピックアップして、担当者がその時の流れを解説するというものです。いわゆるナレッジ・マネジメントというやつですね」

成功事例の共有で大いに盛り上がるものの

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 北村さんの会社が扱っているのは、中規模以上の企業向けの業務システムで、大掛かりなものでは数億円規模になるとのこと。成功事例の共有を行ってみたところ、大いに盛り上がり、士気も高まったそうです。

「トークや提案の方法を勉強するいい機会になりましたし、自分もやってやろうという気になれたのも良かったです」

 会議を終えて、良い雰囲気のまま忘年会の会場へ向かうことに。会場は自腹では行けないような高級焼肉店の個室。否が応にも皆のテンションは上がりますが、忘年会はスムーズに始まりませんでした。

「係長がいなかったんです。全員集まってから始めようとのことで、到着を待っていたんですが、なかなか来ませんでした。電話をかけたところ、まだ会社にいるというので、先に進めることになりました」

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