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低予算映画で重要な「内トラ」って何?映画業界のウラ用語

コラム

A. 映画の宣伝文句・コピー

 映画の宣伝ポスターや予告CMなどで目にする「全米No.1ヒット!」などのコピーを「惹句」と呼びます。

 出版や広告業界でも使われる言葉ですが、とりわけ映画業界でよくある例として「全米〜」で始まるものが挙げられます。「全米が震撼した」や「全米が涙した」など。それだけハリウッド映画が多く公開されているという証拠でもあるでしょう。

 以前、ハリウッド大作の『アベンジャーズ』(2012)の、日本での公開時の惹句が「日本よ、これが映画だ!」だったことに対し、「日本人をバカにしている」と批判の声が挙がったこともありました。ちなみに、魔夜峰央による同名の漫画を原作とした邦画『翔んで埼玉』(2019)は「世界よ、これが埼玉だ!!」と、そのパロディになっています。

 注意して惹句を見てみると面白い発見があるかもしれません。

Q.「ビリング」とは?

「ビリングに入れますから」

 誰もが見たことがあるものです。

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