就活に成功する・失敗する人は何が違う?必要な対策をプロに聞く
就活に成功する学生の特徴
成功する学生の特徴として、郡山さんは「なるべく多くの経験を積み、PDCAを回すことができる」と話す。
「そもそも自分にマッチした企業にエントリーするためには、企業説明会に参加したり、OB訪問で社会人の話を聞いて、企業と自分の適正を確かめないことには、わかるはずがありません。
また、実際に選考経験をたくさん積みながらPDCAを回すことが、エントリーシートやグループディスカッションなどの選考通過率を上げる最短ルートになります。実際に複数内定を獲得している就活生は軒並み大学3年生の早期から就活を始め、冬には外資系の内定を獲得し、十分な選考経験を積んだ状態で日系の選考に望んでいます。つまり、就活を成功に導くためには、まずは積極的に行動してみることが重要となります」
就活がうまくいかない学生の特徴
それでは反対に「なかなかうまくいかない学生」はどのような特徴があるのだろうか。
「傾向として2つの特徴があります。1つ目は、“楽観的であること”です。『自分なら内定をもらえるだろう』と考え、3月まで全く就活をしない就活生が毎年一定数います。
例年、そのような学生は、成功する学生のように行動量を積むことができていないため、他の就活生と比較した際に、大きな遅れを取っていることがあります。その結果、自己分析が不足し、ミスマッチな企業にエントリーしてしまい、選考に落ちてしまうというケースが散見されます。
もうひとつは、“ネガティブであること”です。選考に落ちることを恐れて、『どうせ自分なんて頑張ってもうまくいかない』と就活を先延ばしにする。このような場合、優良企業の採用は早期に終了していくため、いざ始めようと思った時には、受けたい企業や受けるべき企業がなくなってしまいます。
当然ながら行動量を積むこともできないため、いざエントリーしてもなかなか選考を突破することができません」
ネガティブすぎても、ポジティブすぎてもダメ。まずは早く動き出すことが大切なのだろう。