就職の面接に応用できる心理学のテクニック4つ
20代向けの人材紹介会社でキャリアアドバイザーをしながら、お笑い芸人として活動をする就活アドバイザー芸人の森川剛です。
ぼくは普段、第二新卒や既卒者向けのキャリアカウンセリングを行なっていますが、今回は、面接におけるノウハウをお伝えしたいと思います。その名も「就活心理学」です。
仕事柄、心理学の本などを読む機会が多いのですが、そのなかには面接に応用できるモノがたくさんあります。今回はその一部をご紹介します。
そもそも心理学とは何か?
はじめに心理学について簡単にお話をします。心理学には大きく分けて2つあります。
① 基礎心理学
実験心理学/学習倫理学/認知心理学など
→実験によって、心に関する科学的な法則を導き出す
② 応用心理学
臨床心理学/犯罪心理学/教育心理学など
→基礎心理学で導き出された理論や法則を、実際の問題に活用する
実は、日常においても心理学の理論がよく使われています。たとえばコンビニやスーパーの商品陳列・テレビやネットの広告・接客など様々なところに心理学が応用されているのです。
CMや商品のイメージキャラクターに好感度の高いタレントを起用するのも、心理学が使われていて、これはメーカーや広告業界が心理学の「光背効果(ハロー効果)」を利用しているからと言われています。
「光背効果(ハロー効果)」とは?
光背効果とは、ある人の一部に望ましい特徴や印象があると、その人のすべてが望ましく思えてしまう心理傾向を指します。
新商品のCMに、好感度の高いタレントを利用することで、「あの人が使っているなら良いものに違いない」と、一緒に紹介する商品に対する好感度までも上げてしまうのです。
その商品に対して、予備知識がなければないほど、この光背効果はより強く発揮するといわれており、そのため新商品のCMに好感度の高いタレントを起用することはとても効果的だそうです。
このようにみなさんの周りにたくさんの心理学が使われているのです。