映画『シャイニング』は40年後に続編…長年たってから続編ができた名作4つ
『ブレードランナー』から『ブレードランナー 2049』 35年
『ブレードランナー』はレプリカントと呼ばれる人造人間を追う刑事を描いたSF映画。監督のリドリー・スコットが来日時に訪れた歌舞伎町を参考にしたというアジアンテイストあふれる世界観と、奥深い物語は、熱狂的なファンを生むことになりました。
映画の続編にあたる小説も存在することから、90年代ごろから続編の話は何度も取り沙汰されてきましたが、権利的な問題がクリアできなかったことがネックとなり、製作は進みませんでした。
権利上の問題が解消された2000年代から製作が進み、35年ぶりとなる2017年に続編『ブレードランナー 2049』が公開されました。
難解な内容もあってか、興行的には厳しい結果でしたが、批評家からの評価は高く、長年待ち続けたファンの想いにも報いる作品となりました。
長い期間を要した続編にはその年月に応じた制作者の想いが宿る例が多く、今回紹介した作品のいずれにも、前作のファンを喜ばせるようなオマージュや仕掛けが隠されています。そうした点を探しながら観てみるのも一興かもしれません。
<TEXT/和泉太郎>