元走り屋の父親から1000万円以上の車を譲られたが…断った理由
父親の走り屋人脈には感謝
「お金がある程度貯まって地元の中古車屋さんに行ったのですが、父のかつての走り屋仲間が社長の店だったんです。何度かウチに遊びに来たこともあって、僕のことも覚えていたそうです。それで頼んでいたわけじゃないのにお友達価格にしてくれて、販売価格が54万円だった車を40万円に大きく値引きしてくれたんです。まさかそこまで安くしてくれるとは思いもしなかったため、本当に助かりました」
しかも、この社長は「修理が必要になったらここに頼みな」と父親の走り屋仲間が経営する自動車整備工場を紹介。後に車に自損事故を起こした際も格安価格で修理してもらったそうです。
「家族の中では人望があまりない父ですが、友達からはすごく慕われていることがわかりました。そこは見直した部分ですし、僕も父のように周りから慕われるような存在になりたいですね」
父親の趣味のおかげで車の購入や修理で助かったのは事実ですが、それでも走り屋は事故につながりかねない危険な行為。一般のドライバーでも運転中はついスピードを出してしまいがちのため、セーフティドライブを心がけるようにしましょう。
― 特集・車で得した話/損した話 ―
<TEXT/トシタカマサ イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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