山崎紘菜、来年ハリウッドデビューも「私は真面目で平凡なタイプ」
真面目なことにコンプレックスを持つ必要はない
――現在、20代半ばですが、どういう30代を目指したいですか。
山崎:いい年齢の重ね方をしたいなと思っています。それから、常に新しい自分でいたい。変わることを恐れずにいたい。自分はこうだと決めつけたくないんです。常に可能性を探し続けている、前向きな人になれたらいいなと思っています。
――本作の希も自分の可能性に気づいていきますね。
山崎:そうですね。希も自分を普通だと思っていて、私もそう。私、『真面目だね』とすごく言われるんです。それが嫌な時期もありました。『真面目って、面白くないってことだ』と思ってしまっていた時期があって。
でもこの映画のなかで、希が『私は平凡だから』と開き直るシーンがあって、普通であることとか、真面目だということにコンプレックスを持つ必要はないんだと思えたんです。それが希の個性だし、良さだと思えた。
だから私も真面目な自分が大好きだし、最後には真面目な人が勝つと思っているので、これからも真面目な自分を愛おしみながら、いろんな才能に触れて、成長していけたらと思っています。
<取材・文・撮影/望月ふみ>