山崎紘菜、来年ハリウッドデビューも「私は真面目で平凡なタイプ」
ハリウッドデビュー作の撮影現場の雰囲気は?
――大学では外国語を学ばれたそうですね。もともと外国語が好きだったのですか? それとも女優業にも生かせると考えたからでしょうか。
山崎:もともとすごく好きなんです。先ほどの苦手な人の話ではありませんが、言葉が分からないだけで自分の可能性が狭まってしまうというか。言葉の壁を超えたら分かり合えるのにというもどかしさが嫌だったので、自ずと学ぶようになりました。
――来年はハリウッドデビュー作となる『モンスターハンター』の公開が控えています。ポール・W・S・アンダーソン監督(『バイオハザード』シリーズ)との面談では、通訳を介さずに、スカイプで話されたとか。
山崎:はい。撮影現場でのコミュニケーションも、英語でした。
もがいていると理想の自分に近づける
――英会話が上達する秘訣はありますか?
山崎:ええ! 私もまだまだ日々勉強中なので、偉そうなことは全然言えないですのですが……。やっぱり何事においても方法を自分なりに模索して、もがくことでしか進めないんじゃないでしょうか。今回の映画でもそうですが、もがいてもがいて出た結論というのは価値があると思うので、もがき続けるしかないと思います。自分なりの方法や生活スタイルにあったものを探してもがき続ける。私が自分に言い聞かせていることです。
――何事においても、もがくのは苦ではない?
山崎:もがいている最中はすごく苦しいし、逃げ出したくなります。でももがき終わったあと、ふと自分を振り返ると、ありきたりな言葉ですが、一回り大きくなれたなという実感を得られるんです。大きな歩幅じゃなくても、ちょっとずつちょっとずつ、理想の自分に近づけている感覚がある。
『あ、こういうことが自分はできるようになったんだ』と気づく瞬間って、すごく嬉しいものなので、余裕がなくなっているときには、『いいぞ、いいぞ。今は変革期なんだ』と思うようにしています。