身勝手な50代上司に注意したらメールで逆ギレ。その驚きの文面は…
若手社会人にとって、年配社員との「世代間ギャップ」はつきもの。とくに、バブル世代と呼ばれる50代ともなると、ギャップは大きいようで…。
今回は、大手映像制作会社で派遣社員として事務をしている小橋香織さん(仮名・27歳)から話を聞きました。
仕事自体はルーティンワークでラクですが、「高学歴の社員がゴロゴロいる職場だからか、上から目線のおじさんが多いのが悩み」と言います。
機材の返却を頼んでも、メールを無視
「もともと映像に興味があったので、派遣先がドキュメンタリーの制作部門だと聞いて喜びました。でも、前任者が急に辞めての募集だったみたいで、嫌な予感はしていたんですよね……」
小橋さんが任されたのは、棚卸しと呼ばれる、カメラやパソコンなどの貸出機材の確認作業です。
「最初に業務内容の説明を聞いたときは、簡単な作業に感じました。ところが、社内のパソコンのリストを見ながら、すべてあるか確認しなければならないのが、非常にやっかいでした。最初に一斉メールなどで棚卸しをアナウンスして、パソコンの個体番号を送り返すように頼んだのですが、返信されてきたのは6割ほどでしたね……」
パソコン以外のUSBメモリやカメラなどの撮影機材も、返却せずにほぼ私物化している社員が多く、後ろ暗いことがある社員からは、メールを無視されたまま。
「あとで聞いたら、前回までの棚卸しがかなりずさんな状態だったらしいです。人事異動で上司が変わって、今回きちんと突合わせを始めたそうです。最初に機材置き場に行ったら、カメラがあるはずの場所に1台もなくて唖然としました」
人差し指で1文字ずつ“かな入力”
棚卸しを行っていて小橋さんが驚いたのは、分別のついた世代であるはずの50代男性からのメールの返信でした。
「借りっぱなしで返していないのが悪いのに、何度内線をかけても居留守を使っているようでした。仕方がないので、その部署の上司に、棚卸しが必要だという説明をしてもらいました。すると、すぐにその50代社員から怒りのメールが私宛に届いたんです」
メールには「シリアの情勢で忙しいときに、カメラ1台くらいでうるさい」と一言だけ書いてあったそう。
「しかも、文字が太字になっていて怖かったです……。借りているカメラをまったく返す気がないのに驚きました」と、呆れる小橋さん。
「ほかにも、『メールで返信をしてください』と何度言っても、必ず電話で連絡をしてくる50代の男性がいたんです。噂によると東大卒の人で。メール1通の返信にいつも2日ぐらいかかるので不思議に思っていたら、いまどき“かな入力”しかできず、人差し指で文字を探しながら1文字ずつ打っていたんです。大事な書類は全部派遣に入力させていたそうです」