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Twitterに囚われている人の特徴。プチ炎上しまくる人気ラッパーが斬る

コラム

大人は質問に答えたりしない

怒る

© Feodora Chiosea

ダースレイダー:『カイジ』って漫画の利根川というキャラクターが「大人は質問に答えたりしない」という名言を残しています。友達になったり、先生と生徒になったり、そういった関係性を築いて初めて、何かを教わることができるということです。

 Twitterでいきなり「答えないということはお前逃げているな」って言われても、それはこちらが決めることだから、そんな言い方する人に答える必要性は何ひとつ感じないのは当たり前の話。それで「論破」って言ってるのはやっぱり、囚われてしまっている人だと思う。

 一度、自分がどんなツイートをしているのかを後日、違うタイミングで読んでみると「おっと!」みたいな発見がありますよ。特に酔っぱらっているときにツイートしたこととかね。こういうことをすることで、少し自分を操縦することが可能になってきます。

 これからTwitterを始める人は、一番楽しいものは仲の良い同士の閉じたコミュニティ内で起きていることで、Twitterに出回っているようなものは楽しさでいうと下のほうのことなんだよ、ということを分かっておいたほうがいいと思う。でも順序が下だからといって、Twitterで思ったことを言ったりすることは無意味ではないと思う。ただ、前提として本気で捉えすぎないことは忘れないでほしい。

<構成/鴨居理子 撮影/山口康仁>

1977年パリで⽣まれ、幼少期をロンドンで過ごす。東京⼤学に⼊学するも、ラップ活動に傾倒し中退。2010年6⽉に脳梗塞で倒れ合併症で左⽬を失明するも、現在は司会や執筆と様々な活動を続けている。

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