ソフトバンクが先陣を切った2年縛り廃止で「損する人・得する人」
“第4のキャリア”、楽天モバイル
そんな中、楽天モバイルは9月6日、10月より実施するとしていた携帯キャリア事業への本格参入を延期することを発表。限定5000名の無料トライアル「無料サポータープログラム」を10月1日よりスタートするとし、新料金や8機種の新端末を公開した。
“国内第4の携帯キャリア”となる楽天モバイルについて、山野氏はやや懐疑的な見方をしているようだ。
「携帯基地局の整備に遅れがあり、総務省から迅速化や計画の修正の要求があったなかで、結局間に合わず、今回延期を発表したところを見ると、どこまで本気なんだろうと思わざるをえません。さらに、MVNO(格安スマホ事業者)としての楽天モバイルの運営方針を見る限り、時代に逆行した3年縛りのルールがあったりと、これからのキャリア事業に期待できる要素があまりないと感じます」
ほとんどの人が毎月支払う携帯料金。損をしないためには、ショップで言われるがままに契約するのではなく、自分の使用スタイルに合った情報を集める必要があるだろう。大手3社、そして楽天モバイルの今後の動向に注目だ。
<取材・文/鴨居理子>