平均年収2000万円・キーエンス入社試験の超難関「説得面接」とは?元社員が解説
こんにちは、吉田敬悟です。キーエンス元社員で、現在は求人・転職メディア事業と新卒向けキャリア支援事業を行っています。前回の記事に引き続き、「キーエンスの特異な選考方法」を紹介していきます。
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【キーエンスの選考方法】
① 20秒自己PR…20秒の制限時間内で自己PRを行う
② 説得面接…突如出されるテーマに沿って3分間のアドリブで面接官を説得する
③ ビデオ面接…ビデオカメラが向けられた状態で理詰めが中心となる面接が行われる
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キーエンスの「説得面接」とは?
今回は、前回紹介した「20秒自己PR」を突破した学生に課される「説得面接」についてです。
「説得面接」はその名の通り、面接官を説得する選考方法です。「アドリブ×3分間」という制限のもと、その場で出されるテーマに沿って行います。実際にその唐突さに3分間黙りこくってしまう就活生も多くいるほど。
一方で、ただ3分間何かを話し続ければ良いという訳ではありません。筋道を立てて面接官の説得を試みなければならないという、言ってしまえば「模擬営業」が突如行われるということです。
無論、その3分で学生のスキルが残酷なくらい露(あら)わになります。今回は私が選考を受けた際に課されたお題を含め、いくつかの事例を紹介するとともに、面接官側の意図や突破法などを考察していきたいと思います。
キーエンス「説得面接」の過去事例
それでは早速、説得面接で課される「テーマ」の事例をいくつか列挙してみます。今回は12個をピックしてみました。
・マリンスポーツ派を登山派に変えてください
・DVD派を映画館派に変えてください
・エスカレーター派をエレベーター派に変えてください
・祭り嫌いを好きにさせてください
・美術館嫌いを好きにさせてください
・メガネ派をコンタクト派に変えてください
・ご飯派をパン派に変えてください
・新たに銀行口座を開設させてください
・現金派をカード派に変えてください
・紅茶派をコーヒー派に変えてください
・レンタカー派を自家用車派に変えてください
・水族館を好きにさせてください