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LINEをやたら重視する彼女。20代男子がうんざりした理由

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大事なのは仕事、それとも…?

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告白された直後は親しげなやり取りが行われていたが…

 半年ほど付き合った頃、仕事の繁忙期を迎えた金沢さん。やはり毎日のように残業が続き、土日も月の半分くらいは出勤になってしまいました。それに伴い、TさんとのLINEやデートの頻度も、かなり減ってしまったそうです。

「ルールは決めていましたし、付き合ってからの半年間で信頼関係も築いてきたと思っていたので、心配はしていませんでした。まぁ、その安心感で僕も彼女に甘えてしまっていた部分はありましたが」

 忙しくなって1か月程度たった頃、徐々に彼女からのLINEが変化していきました。そしてそれは、最初に決めたルールを無視するような内容になっていったのです。

「LINEの返事をしないと『私のこと大切じゃないの?』という内容が送られてきたり、休日出勤が続くと『会えなくても平気なんだね』と言われることも増えたりしました。どんどん彼女がガティブになっていって、険悪なムードになっていくのを感じました」

 はじめは忙しい中でも優しく対応していた金沢さんですが、仕事の疲れが溜まるにつれ、LINEや電話をしてもすぐケンカになってしまい、余計にLINEやデートの頻度が減っていきました。

「LINEくらい返せるはず」の一点張り

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「LINEくらい返せるはず」の一点張りで責めてきたTさん

 仕事の合間を見つけてはTさんと話し合いの場を設けた金沢さん。しかし、何度話し合ってもTさんは「LINEくらい返せるはず」の一点張りで、話し合いが進まずイライラしてしまうことも増えたそうです。

「僕は時間があるのならできるだけ仲良く過ごしたいし、デートだってしたいと思っていたんですが、彼女がそれを許してくれなくて……。顔を合わせると、最初に不満を言われるので、デートなんて気分じゃなくなってしまうんですよね。しかも『LINEを返せないのは愛情がない証拠だ』なんて言われて、さすがにうんざりしていたんです」

 金沢さんは「LINEではなく直接話そう」と何度も提案しましたが、TさんはとにかくLINEを重要視しているようで、金沢さんはそういった部分で噛み合わなさを感じていました。そしてついに――。

「仕事がようやく落ち着いてきた頃、やっと彼女とゆっくり話す機会を作れたんです。でも、そこで彼女は自分の主張ばかりして、僕の話をほとんど聞いてくれず、ついカッとなって怒鳴ってしまったんです。彼女は泣いて立ち去り、その後、LINEで一方的に別れを告げられてしまいました。価値観や大切なものの順位って噛み合わないとうまくいきませんね」

 Tさんとはその後も職場で合うたび気まずい雰囲気になっていたそうですが、しばらくしてTさんの部署異動が決まり、ほとんど顔を合わせることはなくなったとのことでした。

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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