「PG12」は何歳から見られる?映画の業界用語
A. 12歳未満の鑑賞には親・保護者の助言・指導が必要
日本の映画館では、映倫(映画倫理規程)を管理する「映倫管理委員会」の審査を通った作品しか上映できません。
審査は、5名の管理委員と、映画の各分野出身者7名によって行われます。映画の内容によって、未成年の鑑賞に対する年齢制限が設けられており、これを「レイティング」と呼びます。
最新のレイティングは、
「G(一般)」…年齢制限なし
「PG12」…12歳未満の鑑賞には親・保護者の助言・指導が必要
「R15+」…15歳未満は鑑賞禁止
「R18」…18歳未満は鑑賞禁止
となっています。性的な表現や、暴力や殺人、反社会的な描写が多いと、レイティングが上がります。映画会社としては、動員数を増やすためには、レイティングをできるだけ下げなければいけません。
残酷なシーンや、性的に過激なセリフを削除すれば下げることができますが、作品として必要な要素であれば、簡単に削除することはできません。映画製作において、表現とレイティングのバランスは悩ましい問題なのです。
Q.「スローシネマ」とは?
「この作品はスローシネマ方式で上映します」
何がスローなのでしょうか?