Aマッソが振り返る「焦燥感でライブに出ていた」フリー時代
チャーミングな顔立ちとは裏腹に、妥協を許さない“面白さ”にこだわり続ける女性お笑いコンビ、Aマッソの加納さん(30)と村上さん(31)。“女性らしさ”を武器とせず、卓越した発想力をもってつくられた漫才は、笑い飯やサンドウィッチマンなど、歴代のM-1グランプリ王者をも唸らせる実力派だ。
現在、そんな彼女たちは、どんな思いで活動しているのだろうか? 幼少期や結成前のエピソード、テレビ出演時の心境などについて、インタビューを敢行した。
Aマッソの幼少期は対照的だった?
――2人は大阪市住吉区出身。それぞれ幼少期はどんなタイプでしたか?
加納:ずっとしゃべってましたね、家族がみんな明るかったので。とくにオヤジがおしゃべりで、たまらんたまらん(笑)。村上とは家が近かったので、もう1人の子と3人で登下校してましたね。
村上:私はめちゃめちゃ静か。ずっとコタツに入ってた気がする。暗いとかじゃないんですけど、言葉を知らなかったからみんなが教えてくれたんです(笑)。
――ちなみに、小さい頃に好きだったバラエティ番組は?
加納:『ZAIMAN』かな、あと吉本新喜劇とか。うちらぜんぜんバラエティを見ていなくて、同世代の芸人と小さい頃に見てた番組の話とかすると、「詳しいな~!」ってなりますね。中2くらいからは、『リンカーン』とか『M-1(グランプリ)』は見てましたけどね。
村上:バラエティではないんですけど、小さい頃にめっちゃ『ピンク・パンサー』を見てました。あれってぜんぜんしゃべらないじゃないですか。だから、言葉を覚えられへんかったんかな(笑)。
笑い飯に褒められ、幸福の絶頂
――中学生のときに笑い飯さんの漫才を見たのがショックだったそうですね。あるバラエティ番組で、2人のネタを見た笑い飯さんから「単独ライブ行きたいぐらい面白い」と言われてましたが、どんな気持ちでした?
加納:憧れてた人たちやし、あのときは幸福の絶頂でした。ネタ終わりに肩で息をしてたのは、単純にセリフ量が多かっただけですけど(苦笑)。
村上:私も好きだったし、嬉しかった。ただ、どっちかっていうとホリケンさん(ネプチューン・堀内健)のほうが好き(笑)。学生時代にパラグライダーとか、ずっとやってたんで。