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英語ができる人・できない人に当てはまる11の特徴

コラム

英語ができない人 5つの特徴
1)どうでもいいことを気にする

 続いて、英語ができない人の共通点です。こちらも主観ですが、のべ3万人以上の人を指導してきて、本当に多いと感じるのが、「なんでこういうふうに言うんですか?」と、逆に質問をする人です。

 たとえば「What is your address?」を、「なぜ『Where is your address?』と言わないのか?』と聞いてくるのです。日本語であれば「私は学校へ行きます」と「私は学校に行きます」で、「へ」と「に」の違いについて聞いてくるのと同じレベルです。あるいは1本、2本、3本……で、「なぜ1なら“ポン”なのに、2だと“ホン”になり、3だと“ボン”になるのか」と聞くのと同じこと。

 この違いは日本人でも理由を意識せず、言いやすいから使っている人がほとんどですよね。「ルールがわからない=日本語が話せない、使えない」わけではありませんので、いちいち疑問に思う人は語学の習得に時間がかかるでしょう。

2)すべてがわからないと気が済まない

上司

 中学校や高校で習った英語の影響なのか、「なんでもかんでも日本語に訳さないと気が済まない」という人も語学力が伸びない傾向にあります。なぜかというと、日本語にあって英語にない、英語にあって日本語にないという表現は多数あるからです。

 例えば日本語の「いってきます」「頂きます」「お疲れ様でした」にあたる英語は、似た表現はありますが(厳密には)ありません。また逆に英語ですと「Lost and found」「Controversial」「serendipity」にあたる日本語はありません。

 言葉は文化からやってくるため、このようなことは起こりえます。また、もうひとつの理由として、英語で質問をされたとき、それをいちいち日本語に訳して、日本語で答えを考えて、そこから英語に翻訳すると当然、時間がかかって仕方ないです。

3)日本を持ち込む

 これは日本でというよりも、海外や海外でホームステイをする場合に起こりえます。日本の常識はあくまでも日本の常識であって世界の常識ではありません。ホームステイ先で、よくトラブルになるのはそのたぐいです。「日本ではこうするから」「日本では~」と、やたらに日本のルールを持ち込む人がいます。

 しかし、そこは日本ではないため、郷に入れば郷に従う必要があります。さらに日本人の最も悪い点は、その場で自己主張をしないで、あとで文句を言うということです。自己主張をすることは、とても重要です。世界的にみると「日本人は不満がないからといって安心できない」というのが、サービス業の中では常識です。

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