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警察官が嫌う「ゴンゾウ」ってどんな人?

コラム

A.結婚詐欺師

 警察用語で結婚詐欺師のことを「赤詐欺」と呼ぶことがあります。

 結婚詐欺師といえば、1970〜1990年代にかけて1億円以上のお金を女性達から騙しとった「クヒオ大佐」が有名です。現代でも結婚詐欺は横行しており、婚活サイトで被害に遭う場合もあります。

 2019年2月に逮捕された結婚詐欺師は、妻子のいる34歳の男性で、堂々と本名で婚活サイトに登録していたそう。犯人はたった1か月程の交際期間で1人の女性から635万円を騙しとりました。

 クヒオ大佐のように、本当は日本人なのに「俺、アメリカ人で空軍パイロットなんだ」と言うなら矛盾の多さから見破られそうですが、本名を名乗ったり、友人を紹介してくれたりと、部分的に本当の姿を見せることで警戒心を解いていくのでです。

 免許証などの身分証明書を偽造する場合もあり、素人が見破ることは難しいそう。とにかく「大金を貸してくれ」と言われたら、どんなに愛していても一旦冷静になり警戒するしか、自衛手段はないのです。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

※参考:『警察用語の基礎知識 事件・組織・隠語がわかる! !

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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