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ウィンブルドンJr.を制した望月慎太郎。錦織圭も認める16歳の実力

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 7月14日、テニスのウィンブルドンJr.選手権男子シングルスにて、望月慎太郎(16)が日本人初優勝を果たした。翌日発表の最新の世界ランキングでも1位に輝いた。

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※画像はイメージです(以下、同じ)

 テニスのウィンブルドンJr.選手権は全豪オープン、全仏オープン、全米オープンを含む四4大大会のひとつ。決勝ではスペインのカルロス・ヒメノバレロ(18)を6-3、6-2で下した。今回の快挙について、テニスに詳しいスポーツライターの佐藤文孝氏に話を聞いた。

ジュニア時代の錦織を上回る快挙

 昨年末はジュニア122位だった望月選手は、たった半年で120人以上をごぼう抜きしたことになる。これは日本のテニス界においてどのような快挙だったのだろうか。

「4大大会のジュニアシングルスでは、日本人として50年ぶり2人目の快挙(1969年全仏オープン、ウインブルドンを制した沢松和子以来)となります。男子シングルスでは今回の望月選手が初優勝で、これまでの最高記録であった錦織圭選手の7位を上回る結果です。

 同じく4大大会のひとつ、今年1月の全豪オープンJr.には出場すら果たせなかったなかでの優勝は、驚異の成長率といえます」

3歳からスタートしたテニス人生

 今回の報道で初めて名前を知ったという人も多いと思われるが、望月選手のこれまでのテニス人生について、佐藤氏はこう振り返る。

「3歳からテニスをはじめ、日本国内での主なタイトルは手にすることは無かったものの、中学1年で渡米、錦織選手と同じアメリカのIMGアカデミーを練習拠点としたことで、世界中から集った多くの才能豊かな選手たちと競い合う環境に身を置いています」

 現在も錦織選手と練習を共にするなど、13歳での留学が望月選手の転機となったことは明らかという。

「今年1月に行われたコスタリカでのコーヒーボウルや、ウィンブルドンの前哨戦としての位置付けでもあったジュニアノッティンガムでも初優勝を成し遂げています。さらに6月には16歳を迎えたばかりで挑んだ初めての4大大会・全仏オープンで日本人男子として初の4強入りを果たすなど、その実力が一気に開花しました」

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