基本給と住宅手当、転職でどっちを重視すべき?求人情報の落とし穴
求人の募集票にも言葉のマジックあり
求人媒体で「企画提案職」「コンサルティング営業」といった募集を見かけることがありますが、これも言葉のマジックです。特段、普通の営業職と変わりないことがほとんどです。より多くの人に興味を持ってもらうために、企業が「表現」を変えて書いているにすぎません。
泥臭い営業職ではなく、なんかカッコよく見える「企画提案職」「コンサルティング営業」といった言葉を用いているだけです。結局は求人媒体には営業職だけで何万もの求人がヒットしてしまうので少しでも見せ方を変えて、エントリーを増やすための施策。普通の営業ですので、惑わされないようにしましょう。
ほかには面接において「人事の方の印象だけで決めてしまう」という例もありました。新卒生などに多いのですが、説明会と面接を経て「人事の人がすごく丁寧だった」「人事の方がすごい熱い方で惹かれた」などというのです。
当然ながら人事とは部署が違うので仕事において関わる機会が少ないです。そのせいで「あの人と働けないなら、辞めよう」と短期離職をする人が一定数います。人事の方の印象も大切ですが、その方を絶対的なロールモデルにするのは危険かもしれません。
このような事は氷山の一角であり、他にも惑わされるようなマジックはたくさんあると思います。良い情報だけを鵜呑みにするのではなく、冷静に考えてからジャッジをするのが良いかもしれません。
<TEXT/森川剛>