滑舌アップは「リャ」行を唱えるだけ。ビジネスにも使える発声法
1)普段どおりの声で“5音”の単語を読み上げる
初めに、自分の耳に直接届く声と、相手から聞こえる声がどう違うのかを知るために、録音しながら「届けたい/おもしろい/会いたくて/華やかな/久しぶり/さようなら/偶然に/夜明けまで」の単語を読み上げました。
今回、レッスンを受けた編集者と筆者は「声が通りにくいタイプ」と評価されましたが、実際に録った音声を聞いてみると、自分の声が相手にどんな印象を与えているかをみきわめることができます。
2)呼吸のトレーニング
人間の呼吸には、胸元から呼吸をする「胸式」とお腹から呼吸する「腹式」の2種類があります。声がよく褒められる人は「腹式の頻度が高い」そうです。
トレーニングの方法は簡単。初めに、お腹へ右手を置き、左手は口の手前にかざして寒い日に手を温めるように5回思いっきり息を吐くだけ。腹式の感覚をつかむのが大きな目的で、ただお腹に力を入れるのではなく、意識を集中させることの大切さが分かります。
有酸素運動代わりにもなりうるトレーニングは、試してみるとたしかにふだんの呼吸との違いに気付かされます。