レールファンのタレントが集結

　特別貸切列車〈ありがとう800形〉の参加者は「さよなら800形記念乗車券」（2019年4月6日発売、限定5000セット）を購入した人の中から、抽選で当選した50組100人。乗車は5号車で受けつけており、参加者は「好みの車両（1～5号車）に乗っていい」という。6号車はメディア、タレントなどの控室。5号車と6号車のあいだには仕切りドアがなく、のれんで代用するカタチをとった。

　6号車には、ホリプロの南田裕介マネージャー、お笑いコンビ「ダーリンハニー」の吉川正洋さん（太田プロ所属）、お笑いトリオ「ななめ45°」の岡安章介さん（ホリプロコム所属）が京急の制服姿で“乗務”。道先案内人として、2代目800形のLAST RUNを盛り上げる。

レールファンのタレントが集結。左から南田マネージャー、ダーリンハニー吉川さん、ななめ45°岡安さん

　いよいよ9時02分の発車がせまってきた。「〈ありがとう、800形〉、発車でーす。せぇーの、しゅっぱーつ、しんこうー!!」。3人の息がぴったり合った放送後、すぐに発車。南田マネージャーが「おー、バッチリ、タイミング」と自画自賛するほど、劇的な出発である。

『タモリ倶楽部』の企画を再現

「ダーリンハニー吉川でございます。皆様、800形の走行をお楽しみいただいておりますけども、ここで、受付で受け取りました、車両ビンゴカードを御用意ください。これから“車両ビンゴ”というゲームを始めたいと思います」

　9時05分頃、鮫洲を通過すると、吉川さんが車両ビンゴの案内をする。『タモリ倶楽部』の京急企画（2018年放送）で実施しており、すれ違う上り列車の車両をチェックするもの。タテ、ヨコ、ナナメのいずれかが1列に並んだらビンゴが成立する。クリアすると、久里浜工場で賞品をプレゼントするという。

『タモリ倶楽部』の世界を味わえる京急ビンゴ

　高架化された京急蒲田付近で停止信号のため、止まる。下り線は上り線より高い位置に建設されており、この時期では珍しいらしい富士山が望めるという。吉川さんの放送に参加者らの一部はクギづけとなり、御尊顔を拝す。

停止信号中に富士山を眺める

参加証