早見あかりの結婚の決め手に、松井玲奈が感激「雷に打たれたような気持ちです」
男性脳、女性脳をテーマにしたコメディ映画『女の機嫌の直し方』が公開中です。
人工知能について研究中のヒロインが、検証データを集めるためにアルバイトを始めた結婚式場で、男女の脳の違いをヒントに、さまざまなトラブルを解決に導いていく本作で、主人公の女子大生・真島愛を演じた早見あかりさん(24)と新婦の北澤茉莉を演じた松井玲奈さん(27)にインタビュー。
撮影現場でのエピソードに始まり、早見さん自身の結婚の決め手、共にアイドルから女優へ転身したふたりの意識の変化などを伺いました。
脚本を読んだときの感想は「分かる~」
――本作のコンセプトや脚本を読まれたときの感想は?
早見あかり(以下、早見):もっと早く知っていたかったと思いました。そうしたらこれまで経験した数々のトラブルを未然に防ぐことができたのではないかと。
自分自身が言葉に言い表せない感情も明確に言葉にしてもらったりして、「なるほど、私はこういうとき、こうした気持ちだったのか」と理解できたり。男性がなぜそうした言葉を言ったのかということも分かったので、もっと早く知りたかったです。
松井玲奈(以下、松井):最初に脚本を読むときには、いつもフラットな気持ちで読むんです。
でも本作の脚本は「分かる~」とか「そうなんだぁ」と頷きながら読んでいました。キャストの方との顔合わせのときも、みなさん同じことをおっしゃっていましたね。納得するところの多い、すごくいい本だと思いました。
男性は「余計なひと言」が多い?
――特に印象深かったエピソードを教えてください。
早見:新婦・茉莉ちゃんのウェディングドレスに汚れが見つかったときに、新郎が、どうしてこのドレスを選んだのかという茉莉ちゃんの気持ちを考えずに、替えのドレスを探そうとして、「値段は気にしなくていいよ」と言うんです。あのひと言。
ほんと、男性って余計なひと言が多いなと、これまでにも幾度も感じてきましたが(笑)、このひと言は本当にいらないと思いました。
松井:善意からではあるんですけどね。「茉莉の好きなものを選べばいいから。何も気にせずに」って。
早見:でもそういうことじゃないんだよっていう。一番分かりやすく、象徴的に描かれている場面だと思いました。
松井:余計なひと言だとも思いますし、ひと言足りないなとも思いますよね。もちろん自分のことを思って言ってくれてるんだろうけど、でもちょっと足りない。言葉の通行止めみたいなことが起きちゃう。
早見:確かに。