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俳優、タレント…なぜ芸能人YouTuberが増加? 副収入だけじゃないメリットも

暮らし

事務所退所後、YouTuberデビューした草なぎ剛

 芸能人のYouTuberデビューで最初に大きな話題となったのが、草なぎ剛さん(44)ではないでしょうか。

 2016年にSMAP解散後、稲垣吾郎さん(45)、香取信吾さん(42)とともに公式ファンサイト「新しい地図」を立ち上げ。その活動の一環として2017年11月、「ユーチューバー 草なぎチャンネル」を開設しました。

 FacebookやTwitterなどにも公式アカウントをもち、その特性を生かしながら積極的に配信を行っていますが、なかでもYouTubeは3人の息の合った軽妙なトークが楽しめるとあって人気も高いようです。

 本記事執筆(5月31日)時点でチャンネル登録者数は90万人を突破。「新しい地図」を基盤に、個性的な3人がどんな活躍を見せてくれるのか今後も目が離せません。

辻希美、藤田ニコル、こじはるもYouTube参入

 そして今年に入ってから、さらに芸能人のYouTube参入が増しています。

 2月には、藤田ニコルさん(21)がメイク術を解説する動画でデビューし、現時点で登録者数は47万人。また、5月にはママタレとして知られる辻希美さん(31)が「辻ちゃんねる」を開設。子育て中のママらしい情報配信で17万人の登録者数を誇っています。

 同じく5月、元AKB48・小嶋陽菜さん(31)もYouTubeに初投稿。まだ登録者数は5万人に満たない程度ですが、今後どのような配信を行うのかに注目が集まっています。

芸能人が続々とYouTuberデビューする理由とは?

YouTuber

※画像はイメージです

 あいつぐ芸能人のYouTuberデビューですが、なぜここ最近で急増しているのでしょうか?

「芸能人のYouTuberデビューは副収入の話題になりがちですが、実はファンを着実に増やすというメリットのほうが大きい。テレビと違って登録者数や視聴回数が一目瞭然で、人気度を数字で測ることができます。

 また、撮影にかかるコストも少ないうえに、テレビでは見ることのできない普段着の自分を見てもらえる機会にもなる。アンチや炎上のリスクも増えますが、自己プロデュースできるメディアとして確立してきた証とも言えるのではないでしょうか」(芸能ライター)

 お笑い芸人・ヒロシさん(47)は、まだ芸能人の参入がわずかだった2015年3月にYouTuberデビューしました。ソロキャンプ動画「ヒロシちゃんねる」の人気は今も健在で、ジワジワと登録者数を伸ばし続けて約40万人となっています。ここ最近で参入する芸能人が急増したのは、こうした成功例が後押ししていると考えて間違いないでしょう。

<TEXT/鈴木旭>

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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